いろんなお米

 わたしたちが普段食べているお米は、真っ白な白米です。でも実は、お米にも様々な色をした種類のものがあります。私たちデザインファームでは「古代米(こだいまい)」と呼ばれる様々なお米を育てています。ここではそのいくつかを紹介します。
赤米
<赤米>
 日本のお米のルーツと言われ、縄文時代に大陸から日本へはじめて伝わったとされています。白米と比べてビタミンB1が多く、食物繊維、マグネシウム、カルシウムも豊富で滋養強壮、虚弱体質の改善に効果があるといわれています。また、赤米の色素であるカテコールタンニンは、ポリフェノールの仲間で、抗酸化物質です。
緑米
<緑米>
 赤米、黒米と同様に縄文時代に中国から伝わったとされている古代米でう。全国でも生産例が少なく貴重種で幻の米と言われています。亜鉛やマグネシウム、繊維質を豊富に含み血液浄化や精神安定などにも効果があると言われています。クロロフィル色素を多く含むので、貧血予防効果も期待できます。
黒米
<黒米>
 黒米は、中国・漢の時代に発見されてから、歴代の皇帝が不老長寿の米として食したとされる貴重な米です。中国の薬学者 李時珍の著書「本草綱目」によれば、黒米は、滋養強壮、胃腸を丈夫にし、更に増血作用があるとされ、薬膳の1品として味わったとされます。黒米に含まれるアントシアニンはポリフェノールの仲間で、動脈硬化を防ぐ働きや肌を美しくする効果があるといわれています。白米に比べ、食物繊維・たんぱく質・ビタミンB1・B2・ナイアシン・ビタミンE・鉄カルシウム・マグネシウムなどが豊富に含まれています。
発芽玄米
<発芽玄米>
 発芽玄米にはγ-アミノ酪酸(通称ギャバ)が含まれており、ギャバは体内で主に抑制系の神経伝達物質として脳内の血流を活発にし、酸素供給量を増やしたり、脳細胞の代謝機能を高めるはたらきがあることがわかっています。また、ビタミンやアミノ酸、ミネラル、鉄、カルシウムが豊富で、便秘や肥満を防止するとされる食物繊維も白米の4倍といわれています。

閉じる